9月末アップデート時のカードのコスト変更について

Shadowverse運営事務局です。

9月末に予定しておりますアップデートにともない、カードのコスト変更を実施いたします。アップデートに先立ち、ご利用のお客様に、変更の内容と経緯をご説明いたします。

■概要
2016年9月末に予定しておりますアップデート時に、以下の変更を行います。
・エルフクラスのゴールドレア《根源への回帰》のコストを5から7に変更

変更にともない、9月末のアップデート以降、期間限定で《根源への回帰》を分解したときに得られるレッドエーテルが800個になります。

■変更の経緯
8月15日に実施したアップデートにて、後攻の1ターン目のみターン開始時に引くカードが2枚になるルール変更と、《収穫祭》のコストが2から4になるカードのコスト変更を行いました。

参考:8月アップデート時のルール変更とカードのコスト変更について
https://shadowverse.jp/news/important/news-0029

ルール変更の理由は、先攻の勝率が高い問題への対応です。カードのコスト変更の理由は、前述のルール変更によって《冥府への道》エルフデッキが強力になりすぎる問題への対応でした。

これらの変更の影響についてお伝えします。9月8日~9月11日のユーザーの対戦データを集計した結果、
・ランクマッチ全体での先攻の勝率は約49.6%
・ランク別に集計しても、すべてのランクにおいて48%~51%の範囲内
・すべてのクラスにおいて、先攻と後攻の平均勝率の差が、8月15日のアップデート前と比べて縮小

となり、2016年9月現在の先攻後攻の勝率はバランスがよいと考えています。

一方、《冥府への道》エルフデッキについては、ランクマッチ全体の勝率やAAランク以下の勝率に問題はないものの、Masterランクのユーザーが行ったバトルの勝率が約54.4%と高く、かつ、一部のクラスに対する勝率が65%を上回るなど突出して高いという問題が明らかになっています。

Shadowverse運営事務局は《冥府への道》について、「相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに6ダメージ」という能力は非常に強力であるものの、「自分の墓場が30枚以上なら」という条件を満たすまでの道のりが充分に困難である限り、《冥府への道》のコストや能力に変更の必要はないと考えています。
エルフクラス以外の《冥府への道》デッキが、《冥府への道》の能力を働かせるために必要な労力は、能力の強さに見合ったものであり、エルフクラス以外の《冥府への道》デッキに問題はないと考えています。このことは、ユーザーの対戦データから得られた各クラスの《冥府への道》デッキの勝率からも確認されています。

《根源への回帰》は《冥府への道》エルフデッキでよく採用されているカードです。《冥府への道》デッキは、劣勢になったとき、《冥府への道》が働くまで時間を稼ぐ必要がありますが、このときに強い効果を発揮しているカードが《根源への回帰》です。

《根源への回帰》はフォロワーを手札に戻すという能力の特性上、コストの高いフォロワーを使用するデッキに対して特に強力で、困難であるべき《冥府への道》の能力が働くまでの道のりを、あまりにも平坦にしてしまいます。これによって、一部のデッキや戦術がゲームから閉め出されてしまう危険があります。
これは、競技的な高いランクでのバトルにおいても、多様なデッキや戦術が活躍するゲーム環境を目標とするShadowverse運営事務局の希望ではありません。

また、《根源への回帰》がバトル中盤から複数のターンに渡ってプレイされた場合、対戦相手はフォロワーを戻され続けて手札が上限枚数に達し、新たなカードを引けなくなることもあります。引けるはずだったカードが失われることはユーザーの期待を裏切る出来事であり、ゲームの楽しみを阻害します。ユーザー自らカードを引く能力を使って手札が上限枚数に達することはありますが、相手がプレイした《根源への回帰》によって手札があふれる状況を強いられるのは、このカード特有の過剰なストレスだと言えます。

《根源への回帰》は能力に対してコストが低いため、ゲーム環境に不健全な影響を与えていること。また、バトル中盤から複数のターンに渡って《根源への回帰》がプレイされるのは、対戦相手に大きなストレスを与えること。以上の2点が問題であると考え、以下の変更を行います。
・コスト5→コスト7

■《根源への回帰》の変更にともなう補償について
今回の変更にともなう補償として、9月末のアップデート以降、期間限定で以下の対応を行います。
・《根源への回帰》を分解したときに得られるレッドエーテル
ノーマル版:250個 → 800個
プレミアム版:600個 → 800個

レッドエーテル800個は、《根源への回帰》と同じレアリティであるゴールドレアのカード1枚を生成するために必要な個数です。こちらは主に、《根源への回帰》を生成したものの、コスト変更によって別のカードを生成したいというユーザーに向けての対応です。

この対応は、9月末のアップデートから次回以降のアップデートまでの期間限定であり、期間が過ぎますと元の個数に戻ります。詳細な期間は、追ってお知らせいたします。

なお、8月15日のアップデート時より行っておりました、《収穫祭》の変更にともなう補償対応の期間は、今回の9月末のアップデートまでとなり、《収穫祭》を分解したときに得られるレッドエーテルは元の個数に戻ります。ご了承ください。

これからも、Shadowverse運営事務局は、ユーザーの対戦データを分析し、より良いゲーム環境にするために、必要に応じてカードの能力を変更していきます。その際には、事前にお知らせするとともに、分解したときに得られるレッドエーテルの変更によって補償を行います。

今後とも「Shadowverse」をよろしくお願いいたします。