kuroebiの「Rise of Bahamut/バハムート降臨」注目カード紹介・その1
ついに第3弾カードパック「Rise of Bahamut/バハムート降臨」がリリース! 個性豊かな105枚の新カードが、あなたと一緒に大暴れするのを今か今かと待っています。
その中で、私が特に注目するカードたちを2回に分けてご紹介したいと思います。まずはニュートラル・エルフ・ロイヤル・ウィッチのカードについて見ていきましょう。
ニュートラル
《バハムート》
これまでの10コストのフォロワーたちを見てみると、《[[サタン]]》などデッキの必殺技として最上級の効果を持ち、そして群雄割拠なフィールドでも確かな存在感を放ってきたカードばかりでした。
今回登場する《[[バハムート]]》は、さらなるインパクトを私たちに与えてくれます。自軍までも巻き込みながら場を一掃するファンファーレ能力とそのサイズによって、劇的な逆転ができる、非常に強力な1枚です。
PP最大値を増やし高速でプレイできるドラゴンでの採用が真っ先に思いつきますが、プレイすることによるデメリットが少ないコントロールデッキのフィニッシャーとして、今後は常に検討されるようになるのではないでしょうか。
《氷獄の呼び声》
エンハンスという能力は、カードの柔軟性を高めるおもしろいアイディアです。状況に応じて2つのモードを使い分けられるのが特徴ですが、中でもどちらのモードで使っても強いカードは、よく見かけるようになる可能性を秘めています。
この《[[氷獄の呼び声]]》はゲーム中盤にはフォロワー除去として、そして後半は除去に加えてゲームを終わらせる巨大なフォロワーとして機能し、痒いところに手が届くスペルとなっています。これまで採用されてきた除去スペルの中でもかなり手堅い選択肢として、どのデッキにも1枚は居場所を見出しても不思議ではないでしょう。
《覇食帝・カイザ》
《[[覇食帝・カイザ]]》自身のサイズは平凡なフォロワーですが、ファンファーレで入手する《[[アルティメットキャロット]]》が非常に強力。特に中盤から終盤にかけて息切れをしやすい攻撃的なデッキでの《[[アルティメットキャロット]]》の存在感はかなりのものでしょう。これまでカードを引き増す手段に乏しかったデッキでぜひ使いたいフォロワーです。
エルフ
《古き森の白狼》
《[[白銀の矢]]》や《[[ローズクイーン]]》のように、破壊力抜群ですがデッキに複数枚入れづらかった強力なカードたちを運用しやすくするために、こういったオプションが福音となるかもしれません。
若干このカード自体のコストが高いのは難点で、なおかつ《[[古き森の白狼]]》で2枚目の《[[古き森の白狼]]》を入手できないこともあいまって、デッキ構築を非常に考えさせられるフォロワーです。最適な投入方法、適正枚数は? デッキ構築意欲を刺激させられますね。
《マヘス》
エルフのお家芸である、複数回行動することで強くなるカードで、なおかつ相手と相手の軍勢だけにダメージという《[[ファフニール]]》も真っ青な効果。相手の攻めをいなすためのオプションがまた1つ増え、特にロイヤルに対して戦いやすくなります。組み合わせると強力な《[[エルフプリンセスメイジ]]》の価値がなお一層高まるでしょう。
《剣を樹に》
エルフにはあまりなかった、使いやすいアミュレット破壊カードとして価値が高まりそうです。破壊できるアミュレットのコストに制限はありますが、環境に存在する破壊したいアミュレットカード、例えば《[[冥府への道]]》や《[[エイラの祈祷]]》に有効なのでおおむね問題ありません。惜しむらくは単発でプレイする効果範囲が狭いことですが、そこまで要求するのはさすがに贅沢ですね。
ロイヤル
《レヴィオンセイバー・アルベール》
5コスト3/5疾走というかなり優秀なスペックを持つフォロワーですが、それに加えて2回攻撃ができるようになり、そして1ターンのみとはいえダメージも受けないというエンハンス効果がついており、状況に応じていかようにも立ち回れる汎用性の高い1枚となっています。
ロイヤルの5コスト帯はすでに激戦区ですが、その中でもっとも攻撃的な選択肢が追加されたことで、歓喜する方も多いかもしれません。
《天空城》
効果が発動するまでに時間はかかりますが、一度発動してしまえばその効果はまさに必殺技。1枚で複数体フォロワーを出すカードを駆使して、カウントダウンを一気に進めましょう。
《[[王家の御旗]]》のような即効性はありませんが、それでも勝ち切る力は十分魅力的に感じられます。
《シーフ》
フォロワーを攻撃したり、攻撃されるほどカードが引けるという、夢が広がるフォロワーです。できるだけ攻撃回数を増やすよう立ち回ることができれば、あなたの有利は覆りません。守護フォロワーと相性がいいので、脇を固めてしっかり《[[シーフ]]》を守っていきましょう!
ウィッチ
《次元の魔女・ドロシー》
《[[次元の魔女・ドロシー]]》の効果は驚異的のひとことに尽きます。
また後述しますが、サポートカードも充実しているため、コストがかなり割安に見えてしまう不思議。攻撃的なウィッチという、これまでなかなか活躍できなかった新たなデッキが誕生するかもしれません。
《エラスムスの秘儀》
《[[氷獄の呼び声]]》に似ていますが、ウィッチ専用カードということでよりクセの強いカードデザインとなっています。
エンハンス能力で場に出る《[[アークサモナー・エラスムス]]》は、存在するだけで相手のフォロワーを焼き払い続ける非常に強力なフォロワーです。エラスムスファンの皆様にはぜひリーダースキンと合わせて「エラスムス」を6体並べ、パーフェクトエラスムス! というミラクルを狙ってほしいですね。
《神秘の探求者・クラーク》
スペルブースト付きフォロワーを2回スペルブーストするという、スペルブーストデッキを後押しするサポートカード。今回は《[[次元の魔女・ドロシー]]》のほかにも《[[ゲイザー]]》や《[[刃の魔術師]]》といったスペルブースト付きフォロワーが増えたため、テーマに沿った動きをしやすくなっています。どのようなデッキが作れるのか、今から楽しみですね。
次回予告
年明けの次回は、残った4クラスについての注目カード紹介をお届けします! それでは、また来年お会いしましょう。
※ このコラムは公式ライターkuroebi氏視点での注目カード紹介です。運営事務局がカードを評価したコラムではありません。