kuroebiの「Wonderland Dreams / ワンダーランド・ドリームズ」カード紹介・その2

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摩訶不思議な世界へとたどりついた私たちは、いったいどんな夢を見るのでしょうか?

新パック第5弾「Wonderland Dreams / ワンダーランド・ドリームズ」がついにリリースされました。皆さんもさまざまなカードをデッキに投入して試している最中かと思いますが、今回私がご紹介する注目カードが「あなただけの物語」を紡ぐことのお役に立てば幸いです。

今回は前回に引き続き、特徴的なカード紹介の後編となります。

ドラゴン

天窮の竜神

1ターンの間、場に出したドラゴン・フォロワーのサイズが2倍になるという凶悪なラストワード能力を持つ《[[天窮の竜神]]》は、タイミングこそ選びますが大ダメージを叩き出すポテンシャルを備えたカードです。

ドラゴンお得意の疾走を持つフォロワーと組み合わせれば一気に相手を倒すことも可能ですし、PPを加速させて《[[天窮の竜神]]》を出すだけでも単純に対処しづらいフォロワーとして相手の頭を悩ませる存在となるでしょう。カードの組み合わせ次第では1ターンに20点ダメージを与えることも可能となっていますので、ぜひ自分なりのアプローチで《[[天窮の竜神]]》を使い倒してください!

ジャバウォック

これまたドラゴンのレジェンドらしい派手な能力! ランダムにはなりますが、場のフォロワーをそれよりもコストの高いフォロワーに置き換えるので、基本的には場を強化する方向に働きます。

デッキ構築の際に投入するフォロワーのコストを偏らせることで、確定ではありませんがある程度場に出せるカードを厳選できますし、このカードも疾走フォロワーと相性がよく、一気に大ダメージを稼ぐことができます。

場にフォロワーを並べた状態で《[[ジャバウォック]]》をプレイするために、どのような工夫が今後見られるか楽しみな1枚です。

ドラゴサモナー

特定のカードを探すカードはどれも貴重で、テーマデッキの心強い味方でもあります。《[[ドラゴサモナー]]》はドラゴン・フォロワーをデッキから探せるため、単純にデッキの潤滑油として使ってもいいですし、ドラゴン・フォロワーをデッキの中から可能な限り排除することで、狙ったカードを高確率で引くというアプローチでも運用が検討されそうなカードとなっています。

《[[ドラゴサモナー]]》から《[[ドラゴサモナー]]》を引く場合もあるので、一気に横並びの展開を行なうことも時として実現できるかもしれません。前述の《[[ジャバウォック]]》と組み合わせても面白そうですね。

ネクロマンサー

ダークアリス

《[[ダークアリス]]》は1コスト軽くなった代わりに複数枚並べることができなくなった《[[デュエリスト・モルディカイ]]》のような使い方をしても強力ですが、特にインパクトがあるのはデッキ内のネクロマンサー・カードをすべて消滅させるという能力。

一見デメリットのようにも感じますが、デッキの中身が選別・圧縮されるので、この後特定のニュートラル・カードだけを引き続ける、といったプレイを可能にします。これはあくまで一例ですが、新たなデッキコンセプトを築くポテンシャルを持ったカードです。

悪夢の処刑人

交戦時にカードを引く、という能力はすでに《[[シーフ]]》が持っていましたが、こちらの《[[悪夢の処刑人]]》は何と必殺持ち。1枚のカードで場と手札どちらにも多大な影響を与える可能性があり、攻撃力こそ0ですが、場に残られては非常に厄介なので、相手としても泣く泣く能動的に除去しなければいけないでしょう。

デーモンイーター

《[[ソウルコンバージョン]]》は使い時こそ選ぶものの手札を増やすことができる強力なカードです。《[[デーモンイーター]]》《[[ソウルコンバージョン]]》《[[ゴブリン]]》相当のおまけ付きというカードで、フォロワーがいない時にもプレイできるという点で《[[ソウルコンバージョン]]》と使い分けられ、さらに併用も考えられます。

デッキを掘り進めて特定のカードにたどりつくためのつなぎのカードとしても活躍が期待できますし、ラストワードを多用するデッキでの新たな自爆誘発の選択肢としても広く採用が検討されるのではないでしょうか。

ヴァンパイア

邪悪なる妖精カラボス

じわじわと自分と相手を追い詰める《[[邪悪なる妖精・カラボス]]》の能力は、実にヴァンパイアらしいカードかと思います。PPはその後一切増えなくなりますが、10PP到達後にプレイすればデメリットにはなりませんし、デッキ構築次第では早期にプレイしていくことを主眼とした使い方も許容されます。

どのような強さを発揮してくれるのか、ワクワクする1枚です。

昏き底より出でる者

一度の攻撃で10点以上を叩き出す圧倒的なパワーは無視できない存在です。《[[昏き底より出でる者]]》は潜伏を持っているため倒しにくく、もしこれに攻撃される前に倒せたとしてもダメージが飛んでくるため、ヴァンパイアを相手にする際には今まで以上に体力値の管理がシビアになることでしょう。

豪拳の用心棒

フォロワーを破壊できるフォロワーの中では、コストパフォーマンスにすぐれた強力なカードです。復讐達成前はダメージを受けてしまいますが、ヴァンパイアにとってはそれがメリットに働くこともあり、ヴァンパイアデッキの中盤をきっちり担ってくれる要素が詰まっています。

今後のヴァンパイアの隆盛はもしかするとこの《[[豪拳の用心棒]]》が支えていくのかもしれません。

ビショップ

スノーホワイトプリンセス

倒しにくい、という点において《[[スノーホワイトプリンセス]]》は最上級の2コストフォロワーと言えるでしょう。これ1枚で2/3フォロワーを一方的に打ち倒すことができるスペックが与えられており、後半戦でもしっかりと場をつないでくれます。

また進化して場に残るため、「他のフォロワーが進化するたび○○」や「自分の場に進化フォロワーがいるなら○○」といったボーナスを活かすデッキ構築ができれば、2度おいしいフォロワーとなります。

黄金郷の獅子

他のカードとの組み合わせが期待される《[[黄金郷の獅子]]》は2つのコンセプトを内蔵しており、そのいずれも強力です。

カウントダウン戦略とニュートラル戦略、双方のコンセプトを一緒に合わせるのは至難の業ですが、黄金比にたどりつくための意欲さえあればその真価を発揮してくれるはず。「今後の可能性」という意味では今回のセット随一でしょう。

三月ウサギのお茶会

出てくる《[[ブリキの兵隊]]》が非常に強力で、特に1体目は進化することで相手の場を壊滅させることができます。

ビショップのこれまでの5コストフォロワーは比較的防御を意識したものが多かったのですが、この攻撃的アミュレット《[[三月ウサギのお茶会]]》の存在はこれまでのビショップの概念を変えるかもしれません。

次回予告

次回は新環境に突入した2Pickにおける注目カードについてお届けします。お楽しみに。