kuroebiの「Wonderland Dreams / ワンダーランド・ドリームズ」2Pickカード紹介・その1

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第5弾パック「Wonderland Dreams /ワンダーランド・ドリームズ」のリリースにより、2Pick環境もアップデートが行なわれ、ニュートラルの活躍に重きが置かれるようになりました。

これまで2Pickをプレイしたことがなく、2Pickチケットをたくさん持っているという方もいらっしゃるかと思いますが、環境の移り変わり時期は新しいことを始めるチャンスでもあります。2Pickと構築戦の違いや、意識したほうがいい点については過去に解説してますので、こちらも合わせてご覧ください。

kuroebiのトーナメント指南 第16回:2Pickを始めよう! その1

また、現在は平常時で毎週3回、賞金つきの公式2Pick大会JCG Shadowverse Open)が開催されております。

今回の2Pick注目カード紹介コラムが、「Wonderland Dreams /ワンダーランド・ドリームズ」登場後の2Pickに皆さんがチャレンジするきっかけになれば幸いです。

ニュートラル

エンジェルナイト

守護と攻撃力強化という2つの仕事を同時にしてくれる《[[エンジェルナイト]]》は、さまざまな状況に対応できるユーティリティカードです。

守護を持つフォロワーは「リーダーの体力を守る」という防御的な使い方のほかに、「場に展開したフォロワーを守り、攻撃回数を増やす」という使い方もできます。《[[エンジェルナイト]]》はその能力から後者の使い方をより強くサポートしてくれますし、即効性のあるダメージ量増加は体力1点分の差で勝負が決することも少なくないこのゲームにおいて有効打となりうるポテンシャルを持っています。

屈強な山岳隊長

進化による盤面の取り合いが多く発生する2Pickで、進化を使用せずとも相手のフォロワーを一方的に討ち取れるフォロワーは大変貴重です。

《[[屈強な山岳隊長]]》は突進とその攻撃時能力により、巨大なフォロワーを倒すのに長けています。進化のタイミングが重要となる2Pickにおいて進化を1度温存できるならば、それはすなわち相手よりも有利にバトルを進めることができるわけです。

こういったカードは2Pickでは高評価となりますので、(相手に使われる可能性も含めて)覚えておきましょう。

白猫の賢者スノウ

限られた資源の中でやりくりして勝利を目指す2Pickでは、カードを引けるフォロワーは長期戦を制するために重要ですし、それが強力なものであればあるほどピックする価値は高まっていきます。

《[[白猫の賢者・スノウ]]》はそのファンファーレ能力により場にインパクトを与えながら追加の戦力までも補充できるというぜいたくな1枚。中盤から終盤戦にかけてしっかりバトルに寄与してくれそうです。

エルフ

茨の森

戦闘をバックアップする能力により、か弱き《[[フェアリー]]》たちですらも驚異的な盤面制圧能力を得ることになります。体力1のフォロワーは一方的に薙ぎ払われてしまうので対戦相手は《[[茨の森]]》のカウントダウンが尽きる2ターンの間はそれらをプレイできなくなりますし、他のフォロワーに関しても供給された《[[フェアリー]]》に倒されてしまっては大損ということで、相手の有効なプレイを阻害することが可能です。終盤の戦闘補助カードとしても有用なので、活躍の機会は多いでしょう。

大魔法の妖精リラ

いつプレイしても相手のカードを最低1枚は消費させられる期待値の高いフォロワーです。

交戦時の能力を速やかに発動させるために、相手は場に展開したいずれかのフォロワーの中から1体を自ら《[[大魔法の妖精・リラ]]》の前に差し出すこととなりますし、もし場が空の状態で《[[大魔法の妖精・リラ]]》が登場したならば、相手の行動を大きく制限することになるでしょう。巨大なフォロワーへの回答としても申し分ない働きをしてくれますね。

雪原の戦士

先攻の4ターン目に場に出すフォロワー選びは、後攻の進化でたいてい倒されてしまうことを考えると頭痛の種ですが、そのターン中に仕事をしてくれるカードであれば気兼ねなくプレイすることができます。

《[[雪原の戦士]]》は突進によって4ターン目に場に直接的な影響を与えながら、そのサイズアップ能力により相手の進化フォロワーを迎え撃てるサイズを持つことができます。場に鎮座されると軽量フォロワーを何体も失いかねないので、相手としても早期に対処したいフォロワーとなるでしょう。

ロイヤル

銀嶺の秘剣士

必殺と守護が合わさっている時点でやっかいなフォロワーですが、進化すると攻撃したフォロワーを破壊する能力が付与されます。

必殺を持つフォロワーは体力が高ければ高いほど倒されにくくなり、より多くのフォロワーを倒し盤面を支配することができます。この進化時の能力によって最初の戦闘では体力減少なしでやり過ごせる《[[銀嶺の秘剣士]]》を突破するため、相手は相当高いカードの支払いを求められることになりそうです。

アックスデストロイヤー

その驚異的な進化時能力と確かな攻撃力により、バトルの決定打となりうるロイヤルのフィニッシャーです。

EPはぜひこの《[[アックスデストロイヤー]]》に使いたいので、5ターン目に進化ポイントを温存できる《[[ルミナスメイジ]]》や進化ポイントを回復させる《[[ダークエンジェル・オリヴィエ]]》の価値は、ロイヤルではさらに高まったでしょう。

相手のフィニッシャーや守護を難なく突破することができれば一気に勝ちが近づいてくるので、EPを温存するのは難しいですが大切に使っていきたいカードです。

古の英雄

《[[古の英雄]]》は体力10で非常に倒しにくいフォロワーです。除去されにくい突進フォロワーは数多くの相手フォロワーを倒すことができ、消耗戦に突入したバトル終盤の優位を決定づけることができます。

また、抜け目ないプレイヤーほど即効性のある除去スペルをここぞというタイミングまでプレイせず我慢する傾向があり、それに対するカウンターアクションとしても劇的に作用するのでおすすめです。

ウィッチ

お菓子の家

単なる土の印は土の秘術を発動させる種にはなりますが、プレイしたターンに場に影響を与えられない場合もあり、そのタイムロスが相手との展開力の差を生み出してしまう要因になることもありました。

《[[お菓子の家]]》は除去と回復を兼ね備えた土の印で、しっかり3コスト分の働きを見せてくれるため、タイムロスになりにくいという特徴を持っています。土の秘術は強力な能力ばかりなので、こういった下支え的なカードはしっかり確保していきたいところです。

幻影使い

「これまでのバトル中に破壊されたコスト最大のフォロワー」という条件があるため、特定のフォロワーを狙って呼ぶのは難しいですが、単なる突進としての復活でも十分活躍してくれます。

そして組み合わせるフォロワー次第ではさらなるリターンを得ることができます。疾走フォロワーが復活すれば追加のダメージ源として計上できますし、復活したフォロワーは次のターン開始時までは消滅しないため、ラストワードを持つフォロワーを巨大フォロワーに突撃させて恩恵を得ることもできます。

《[[幻影使い]]》をピックした際は常に、今復活するフォロワーは何かを覚えておきましょう。

闇魔法の教師ハインライン

スペルブーストを持つカードはスペルブーストし続けるほど強力になっていきますが、2Pickではコンスタントにスペルブーストを行なっていくのがとても難しいというジレンマがありました。

《[[闇魔法の教師・ハインライン]]》はその悩みを一気に解決してくれる素晴らしい守護フォロワーです。5回までスペルブーストできれば、どのスペルブーストもバトルを決めるほどの破壊力を生んでくれますし、デッキの中のスペルの枚数に気を配る必要もなくなるので、ピックのハードル自体も極端に低くなります。ウィッチのピックバランスを整えてくれる縁の下の力持ちとして機能してくれるでしょう。

次回予告

次回は残りの4クラス、ドラゴン・ネクロマンサー・ヴァンパイア・ビショップの2Pickにおける注目カードを紹介していきます。お楽しみに。