特別コラム:kuroebiのキャスターな日々~1月編~

kuroebi

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第7弾ExpansionLogo_JPN

2017年末、(正確にはまだ1月に入っていないのですが……)「Chronogenesis / 時空転生」のリリースと共に、私の2018年がスタートしました。

時を同じくして、ローテーションとアンリミテッドという2つのフォーマットが制定されました。特に後者のアンリミテッドは1月20日から開催される大会「Shadowverse Premier Cup 2018 Tokyo」に採用されていたため、実況および解説としての出演が決まっていた私にとっては必修科目。重点的に攻略をしていく必要がありました。

今回は、普段ゲームキャスターが大会に向けてどのような準備を行なっているのか、「Shadowverse Premier Cup 2018 Tokyo」に向けての私の1か月の活動記録を例にご紹介していきたいと思います。

新環境の情報収集

まず取り組んだのは、「アンリミテッド」についての情報収集です。

ゲームキャスターは、すべてのプレイヤーが取り得るプレイの選択肢およびデッキを可能なかぎり把握することが求められます。そのため、アンリミテッドとはどのようなフォーマットなのか、「Shadowverse Premier Cup 2018 Tokyo」当日はいったいどのような大会になるのか、確固たるイメージを持って実況解説に臨むため、多くの知識・知見が必要です。

これは終わりのある作業ではなく、大会が近づけば近づくほど、またプレイヤーの調整が進めば進むほど、把握しなければいけない事項は増えていきます。ゲームをプレイするだけではなく、情報収集や分析もとても重要です。

特に大会結果はデッキの流行を知る上でとても参考になります。この年末年始期間のオンライン大会「JCG Shadowverse Open」の結果も目を通し、環境分析を行いました。

こうしてある程度まとまった情報が集まってきた段階で、大会参加者が選択するであろうデッキをいくつか見つくろい、1月7日より本格的にアンリミテッドをプレイし始めました。

アンリミテッドのプレイ

どんなに環境に詳しくなったとしても、視聴者や観覧者に信じてもらえなければ意味がないため、ゲームキャスターは自身の言葉に説得力を持たせるための努力も同時進行で行なっていかなければなりません。

私は開催される全ての大会への参加ができませんので、大会当日までにGrand Masterに到達するのは絶対条件と考えていました。

幸い、事前準備でしっかりと環境分析が行なえていたため、本格的にプレイを開始してから4日後となる1月11日に無事Grand Masterへ到達できました。

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また、ローテーションについても配信中に言及する可能性があるのでGrand Masterまでプレイしました。実際、ローテーションとアンリミテッドの性質の違いについて話す機会があったので、準備が生きてよかったです。

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実際にアンリミテッドというフォーマットをプレイしてみて強く実感したのは、1ターンの差やリーダーの体力1点の差で決着する勝負が非常に多いということです。

たくさんプレイしていたからこそ気づけたこの要素には、実際に大会の解説で繰り返し言及することになりました。

また、アンリミテッドには強力なデッキが想像以上に豊富に存在しており、Premier Cup当日の明け方まで、知識不足が起きないようさまざまなデッキをプレイし続けていました。

いつもの大会前よりもデッキの動作確認をかなり多くしたり、想定外のデッキやカードの出現を日常的にランクマッチにて調査していたりしたため、気づけばこの期間のアンリミテッド・ランキングは最大30位にまで上昇していました。

個人的にも、アンリミテッドは意外性のあるカードが多く見られ、毎日プレイするのが楽しかったです。

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大会本番

大会が始まってからも情報収集に終わりはありません。

参加している選手の休憩時間を利用してインタビューを行ない、実際の大会環境の把握に奔走します。どのようなデッキが多いと想定していたのか、そして実際にはどのようなデッキが多かったのかなど、プレイヤーたちの生の声を配信を見ている皆様に伝えていくのも大事な役目です。

今回は当初は攻撃的なデッキや《[[リノセウス]]》によるコンボデッキが多いだろうと考えていましたが、《[[次元の超越]]》ウィッチが予想以上に勝ち上がっており、優勝者も使用という結果に。いい意味で想定を裏切る結末は、大会観戦のおもしろさとともにまだまだ勉強が足りなかったなとも思わせてくれました。

当日は主催や運営の皆様のサポートもあり、なんとか2日間にわたって「Shadowverse Premier Cup 2018 Tokyo」の実況および解説をやり切ることができました。

しかし、ところどころ思考の甘い部分や集中力が途切れる場面もあり、視聴や観覧いただいた皆様全員が満足のいく解説とは言えない出来だったと思っています。反省すべき点は反省して、次に活かしていきたいです。

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↑「Shadowverse Premier Cup 2018 Tokyo」会場にて

次の大舞台は2月初旬、「RAGE Shadowverse Chronogenesisの東日本予選。ローテーションフォーマットへと頭を切り替えて取り組んでいきたいと思います。

アンリミテッドとはバトルの傾向もデッキの流行も違いますし、また一からの情報収集となりますが、観てくださる皆様のために精一杯、ローテーションフォーマットや選手の知識を身につけて臨みたいですね。

  • 『RAGE Shadowverse Chronogenesis』 東日本予選 生配信

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Day2: OPENREC.tv  AbemaTV

それではまた次回!

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ゲームライターおよび解説者。カードゲームプレイヤーとして過去に数々の成績を挙げ、現在は主にWEB実況配信における実況や解説者として活躍。2017年10月より株式会社eStream所属のゲームキャスターとして活動中。好きなクラスは、スペルが強力なウィッチ。

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