kuroebiのトーナメント指南 第4回:RAGE VOL.3直前! 大会を100倍楽しく見るために知っておきたいこと
定員を大きく超える応募者の中から選ばれた1024名の選手によって競われる大規模大会「RAGE VOL.3」。いよいよ今週開催となりました。大会は、ランクマッチとはまた違った刺激的な世界を私たちに提供してくれます。参加するのはもちろん楽しいことですが、すばらしいデッキとプレイの数々、そして選手達の喜怒哀楽の表情までもが、観戦する私たちを楽しませてくれることでしょう。
今回は「RAGE VOL.3」直前!ということで、現環境の注目デッキ、そして大会の見どころについてご紹介します。
大会ルールを知ろう!
通常のランクマッチではマッチングした相手とバトルを1戦して勝敗を決めますが、「RAGE VOL.3」では以下の対戦ルールによって勝敗を競います。
オフライン予選大会
自身で選択した2リーダーのデッキを用いてバトルする
対戦相手とのバトルは2本先取で勝敗を決定(Best of 3=どちらかが2勝するまで、最大で3戦行なう)
一度バトルに勝利したリーダーは同じ対戦相手には使用できない
(例:「エルフ」と「ロイヤル」の 2 デッキを用意し、1 バトル目を「エルフ」で勝利した場合、2 バトル目と 3 バトル目で使えるのは「ロ イヤル」のみ)
Day1は3連勝でDay2に進出できる。Day2は1敗まででトーナメントを終えた選手8名が決勝に進出する。
オフライン決勝大会
自身で選択した3リーダーのデッキを用いてバトルする
対戦相手とのバトルは3本先取で勝敗を決定(Best of 5=どちらかが3勝するまで、最大で5戦行なう)
一度バトルに勝利したリーダーは同じ対戦相手には使用できない
このように、「RAGE VOL.3」では2つないし3つのデッキを高いレベルで使いこなすことが要求されます。また決勝大会に進出するまでには負けの許されない試合が続くため、選手はいかにして集中力を保つかが課題となります。このような過酷な数多くの試合を突破した最後の1人に、勝利者としての栄光が待っているのです。
大会の詳細については以下のサイトで確認できます。興味のある方はぜひご覧になってみてください。
大会の見どころ
シャドウバースの正式サービスが開始して初めての大型オフライン大会ということで、普段はランクマッチなどのオンラインでしのぎを削る数多くの強豪プレイヤーが、ついに我々の目の前に登場します。スポットライトの下で激闘を繰り広げる選手の姿に注目していきたいですね。すでに強豪として世間に知られているプロ・アマチーム所属のプレイヤーやまだ見ぬ猛者たちが、慣れないオフラインでの戦いで見事に勝利を収められるかも気になるところです。
また、「ダークネス・エボルヴ」リリースから大会までの約1か月間、練りに練られた至極のデッキたちがどのような活躍を見せるのか、という点にも期待が高まります。
皆さんが1秒たりとも目の離せない大会になるよう、私も解説という立場で盛り上げていきますのでお楽しみに!
現環境の注目デッキ
「ダークネス・エボルヴ」のリリースによって数多くのデッキが生まれ、その中でも抜きんでたいくつかのデッキたちが、現在のランクマッチを牽引しています。
この項では、「ダークネス・エボルヴ」リリース後の状況について、簡単にではありますがまとめました。
大会でもこれらのデッキが猛威を振るうかもしれません。大会をもっと楽しく見るための参考になれば幸いです。
エルフ ~前環境の王者は、その席を譲らず~
さまざまな手段を使い、大量に入手した《[[フェアリー]]》を新たなカードへと変換し続け、《[[リノセウス]]》や《[[冥府への道]]》でのフィニッシュへとつなげる、最強と名高かった「冥府エルフ」。
《[[収穫祭]]》と《[[根源への回帰]]》のコスト増加によって数を減らすかと思われた冥府エルフですが、新セット導入後もその力を私たちに示しました。
新たなカード補充手段として脚光を浴びる《[[翅の輝き]]》、そしてリーダーの身を守りつつ、倒されてもフェアリーを入手できる《[[深緑の守護者]]》によって、依然としてランクマッチの第一線で活躍し続けています。
注目デッキ「冥府エルフ」
また、「ダークネス・エボルヴ」はエルフに新たな戦力をも与えました。《[[冥府への道]]》に頼らなくても十分に勝てることを証明してみせたのです。
《[[エルフの少女・リザ]]》によって除去耐性を、そして《[[クリスタリアプリンセス・ティア]]》と《[[エルフナイト・シンシア]]》によって力強いフィニッシュ手段を獲得したエルフは、このまま現環境のトップに君臨し続けるのでしょうか。その答えの一端が、「RAGE VOL.3」で見られるかもしれません。
ビショップ ~熾天使は福音となるか~
新たな勝利手段として登場した《[[封じられし熾天使]]》。早ければ9ターン目に勝利することができるという、特殊勝利の魅力に取りつかれたプレイヤーたちがこぞって研究を進めた結果、すばらしいスピードで実戦レベルのデッキへと昇華されていきました。
対処されにくい《[[封じられし熾天使]]》を軸に、相手を妨害するカードをふんだんに投入することで数々の大会で勝利を収めた「熾天使ビショップ」は、今や絶対に無視することのできないデッキの1つとして認知されています。
注目デッキ「熾天使ビショップ」
このほかにも、ビショップの防御的なイメージを根底から覆す「疾走ビショップ」の活躍など、これまであまり目立ってこなかったリーダーとは思えないほど、数々の勝利を見せてくれるでしょう。はたして「RAGE VOL.3」でも《[[栄光のセラフ・ラピス]]》はその華麗な勝利エフェクトを披露してくれるでしょうか?
第3のデッキ ~真の主役は俺たちだ~
「ダークネス・エボルヴ」で抜きんでて強化されたエルフとビショップ以外の5クラスも、それぞれが新たな武器を磨いている段階であり、活躍の時を今か今かと待ち望んでいます。
ウィッチの《[[次元の超越]]》は、新しいスペルが追加されればされるほど、威力を発揮します。延命するためのスペルを手に入れた「超越ウィッチ」は盤石の状態となったと言えるでしょう。
ヴァンパイアは従来のコントロール戦略と、新たに《[[フォレストバット]]》を用いたアグロ戦略に活路を見出し、そのデッキタイプの読みづらさからトーナメントに混乱を与えるでしょう。
ロイヤル、ネクロマンサー、ドラゴンも従来のデッキパワーが非常に高いというアドバンテージを活かして一気にトップへと躍り出る可能性があります。
↑強力なカードたちの助けを得られれば、勝利はすぐそこに!
まとめ
大会ルールを知り、注目の新デッキを知って、大会を100倍楽しもう!
次回のコラムでは、RAGE VOL.3予選大会の結果について取り上げます。お楽しみに!