kuroebiの「Tempest of the Gods/神々の騒嵐」注目カード紹介・その1
新セット「Tempest of the Gods/神々の騒嵐」がいよいよリリースとなり、シャドウバースを巡る世界は再び大激動へと移っていきます。
発売前から話題となっているカード、そして実際に使用してみて初めて強さを実感するカード、さまざまですがこのコラムがあなたのカード評価の手助けとなれば幸いです。
ここでは、私が特に注目するカードを2回に分けてご紹介したいと思います。
ニュートラル
《[[風の軍神・グリームニル]]》は、3コスト2/3の守護持ちという使い勝手の良いカードです。
さらにエンハンスが搭載されている点は注目。10コストのカードとしてほかと比べてしまうとやや見劣りしますが、場に影響を与える2パターンの使い方が可能です。
どのデッキに投入してもそれなりに仕事をしてくれますが、どちらかというとじっくり戦うデッキで重宝するでしょう。
1枚でカード4枚分の働きをしてくれる……かもしれないポテンシャルを持つ《[[ゴブリンプリンセス]]》。特に相性のいいデッキは《[[ゴブリン]]》2体を活かしやすい攻撃的なものでしょう。2コストフォロワーがふんだんに含まれるデッキなら、6ターン目に《[[ゴブリンプリンセス]]》自爆からの《[[ゴブリンキング]]》+2コストフォロワーという素晴らしいビッグアクションが取りやすく、強力です。
とにかく《[[ゴブリンキング]]》のスペックがものすごいので、ラストワードを活かすネクロマンサーでの構築を試してみても面白いかもしれません。
ついにニュートラルデッキが日の目を見る時が来たようです。専用デッキさえ組めば《[[均衡の大梟]]》が4コスト5/5という驚異のサイズで対戦相手を倒してくれるでしょう。これまでに登場した4コストのフォロワーでこのカードを超えるサイズは覚醒状態のときのみ攻撃できる《[[リヴァイアサン]]》しかないため、どれだけ破格かご理解いただけるかと思います。
エルフ
相手の攻勢をさばきながら後半戦へもつれ込んだ時、《[[ジャングルの守護者]]》はエンハンスによって強烈なパンチを相手に見舞うことができます、しかもあなたの身を2体の《[[ジャングルの守護者]]》で守りながら、です。
これまでのエルフは《[[フェアリー]]》と《[[リノセウス]]》をキーカードとした攻撃的なものが多かったのですが、コントロールデッキも組めるようになると多様性が広がり、より複雑なプレイを相手に要求できるでしょう。
《[[フェアリービースト]]》と比べると回復量は3固定ですが、その分《[[クリスタリア・エリン]]》はスペックが高いです。また、このカードにはエンハンスがついており、しかもそれがEPを1点回復ということで、事実上の8コスト6/8突進・守護として活躍してくれるでしょう。
非常に高い盤面制圧能力を持ちます。ぜひすぐに3枚そろえて使ってみたいカードです。
《[[深き森の異形]]》は1発でバトルを決められるカードです。8コストということで運用には注意が必要ですが、エルフの新たな勝ち手段として特に2Pickで活躍してくれるでしょう。
他の勝利手段に追いつけないこともありえそうですが、構築戦でも工夫次第で活躍させられると思います。このカードは存在するだけで価値があるのです。
ロイヤル
《[[旅ガエル]]》はサイズこそ脆弱ですが、毎回毎回潜伏されるのは相手からすれば非常に厄介。また兵士を強化するカードは多く、それらと組み合わせて次第に無視できないダメージを稼いでくれます。
単体で扱うには心もとなさがありますが、強化すればするほどカードの価値が上がっていくという、これまでにないタイプの可能性を感じる1枚です。
進化ポイントを使わずに指揮官フォロワーを進化させる指揮官フォロワー、ということは自身を進化させるのもタダ! 盤面がすでに強力なときはお供の《[[ルミナスナイト]]》を進化させて大ダメージを演出し、防御的にふるまう際には《[[ルミナスメイジ]]》自身が4/5突進として活躍してくれます。
すべての指揮官フォロワーと噛み合うこのカードは非常に強力です。
ウィッチ
ファンファーレで7枚も引けてしまうとは! 相手も一緒にカードを引くのですが、相手の手札が多ければ多いほどカードを引かれるデメリットは少なくなるので、できるだけ自分は高速でカードをプレイして手札を減らし、最大の恩恵を5ターン目に得たいものです。
《[[マジカルガール・メルヴィ]]》をうまく使うのは難しそうですが、「7枚引く」という文言のインパクトが強く、文句なしの注目カード入り。
6コスト6/6という時点ですでにハイスペックな《[[魔導の巨兵]]》ですが、相手の能力に選択されず、土の印を捨てた分だけ巨大化するという、まさに巨兵の名に恥じぬ破壊力を秘めています。中盤から終盤に腐りやすい土の印の利用先として、そしてコントロールデッキのフィニッシャーとして、さまざまな活用方法がありそうです。
当然手札を捨てることがマイナスに働くこともあると思いますが、カードの投資先としてはかなり強いので思い切ってプレイしていきましょう。
なんといっても《[[バハムート]]》を9ターン目にプレイでき、しかも複数体プレイする権利まで得られる、というだけでワクワクしてきますね。
《[[言霊遣い・ジンジャー]]》自体のサイズが心もとないので、できれば巨大な相方たちと組み合わせて一気に優位に立ちたいところ。《[[ゼウス]]》も並べて「神々の騒嵐」を起こしましょう。
次回予告
次回は引き続き、残りの4クラスについて注目カードをピックアップしていきたいと思います。また来週お会いしましょう。
※ このコラムは公式ライターkuroebi氏視点での注目カード紹介です。運営事務局がカードを評価したコラムではありません。