kuroebiの「Tempest of the Gods/神々の騒嵐」注目カード紹介・その2

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「Tempest of the Gods/神々の騒嵐」の影響は目覚ましく、フィールドの変わりようを皆さんも肌身に感じているかと思います。リリース後の所見としては、今回紹介するドラゴンとネクロマンサーをよく見るようになりましたが、今までの様子を見るにこれからもたくさんの新たなデッキが生まれていくかと思います。最終的にどのカードが華開いていくのか、非常に楽しみです!

今回は前回紹介しきれなかったドラゴン・ネクロマンサー・ヴァンパイア・ビショップの4クラスについて、私が特に注目するカードをご紹介したいと思います。

ドラゴン

ウロボロス

《[[ウロボロス]]》は永続性、そして循環性を持った強力なカードです。ラストワードで手札に加わるため、少ない体力もむしろプラスに働くこともあり、直面した対戦相手を常に悩ませることになるでしょう。

これまでPPはあるけれど息切れ、というジレンマと戦ってきたドラゴンにとって何度も繰り返し使えるフィニッシャーは大きな収穫となる1枚です。

ライトニングブラスト

まさに万能除去の《[[ライトニングブラスト]]》。コストこそ重めですが、消滅させる除去手段がドラゴンにもたらされたことで、これまで苦汁を舐めてきた《[[デュエリスト・モルディカイ]]》《[[封じられし熾天使]]》に対抗する手段の増加を意味します。

風読みの少年ゼル

《[[風読みの少年・ゼル]]》の進化時効果は無限の可能性を秘めています。前述の《[[ウロボロス]]》と組み合わせて10PPでいきなり11ダメージを相手に与えるプランは魅力的です。この必殺技を決めるためには、進化ポイントを温存しなければいけないため、立ち回りは難しくなります。ドラゴンとの対戦中は、これまで以上に進化ポイントの有無には注意を向けたほうがよさそうです。

ネクロマンサー

魔将軍ヘクター

ネクロマンサーの7コスト帯は強力カードが目白押しですが、《[[魔将軍・ヘクター]]》は盤面構築、フォロワー処理、そしてダメージ加速とプレイした瞬間から素晴らしい活躍を見せてくれます。

当然ネクロマンスあってのものですから、7ターン目に至るまでにしっかり準備をしておきましょう。攻撃的なデッキから受け身のデッキまで、幅広く採用したいカードパワーです。

骨の貴公子

第一印象は「ものすごいカードが来たな」というものでした。アグロネクロマンサーの目標である「速攻での勝利」を強烈に後押しし、特にこれまで限定的にしか存在してこなかった1コストフォロワーをたくさん出しても活躍するギミックが面白い。

《[[骨の貴公子]]》はアグロネクロマンサー大躍進の原動力として、特に注目しているカードの1枚です。

ゾンビパーティー

全国1億人のパリピの皆様、お待たせしました! ゾンビパーティの始まりです!

……という冗談はさておき、効果はシンプルながら即効性と持久力を兼ね備えた《[[ゾンビパーティ]]》。エンハンスのコストも7と比較的運用しやすく、フォロワーをあまり投入できないネフティスデッキでも使いやすいカードです。

名前とイラストはかなり楽しそうな雰囲気ですが、その効果は一度食らうと笑えなくなること必至でしょう。

ヴァンパイア

ベルフェゴール

《[[ベルフェゴール]]》をプレイした時には体力が確実に10以下となっていますが、4コスト4/4というサイズと2枚ドローというメリットを活かせるかどうかで価値が変動します。こちらの体力が0になる前に対戦相手を倒してしまえばいいわけですから、特に序盤から積極的にカードを使用する攻撃的なデッキに合いそうです。また、能動的に復讐状態にできるカードでもあるので、デッキ構築が楽しくなる1枚です。

糸蜘蛛の悪魔

《[[糸蜘蛛の悪魔]]》はわずかな代償こそありますが、その体力の値は2コストの中でも群を抜いています。序盤の2ダメージはほぼ無視できる量ですし、復讐状態のときはダメージはありません。使い勝手のいい守護フォロワーなので、目にする機会も多くなるかと思います。

カオスシップ

直接場に出せる《[[ミニゴブリンメイジ]]》で、しかも復讐達成後は追加のボーナスまであるという強烈な効果の《[[カオスシップ]]》。効果で登場するフォロワーはデッキ構築次第でかなり強力に活用できますし、場に出たフォロワーのファンファーレ能力が働かないことがメリットにもなるので、前述した《[[糸蜘蛛の悪魔]]》とぜひ組み合わせたいですね。

ビショップ

ヘヴンリーイージス

無敵。この言葉にはさまざまな考え方がありますが、《[[ヘヴンリーイージス]]》は1つの答えとして圧倒的な存在感を放ちます。場に解き放つには多大なコストを要求しますが、一度登場してしまえばバトルの終焉はすぐそこに。

とにかく攻撃力と体力への能力を除き、他のカードの能力を受けない、ダメージも受けないというフォロワーに対処するのは並大抵のことではありません。

オクトパスビショップ

《[[オクトパスビショップ]]》の気軽に相手フォロワーを攻撃できる自己再生能力はシンプルに強く、相手をするのも少し厄介。しかしその真価は巨大化した際に発揮されます。進化でサイズアップすればかなり倒されにくいフォロワーとして機能するでしょう。

強力なフォロワーの多い4コスト帯なので大量にデッキに投入するのは難しいかもしれませんが、その見た目と相まって熱狂的なファンが試行錯誤しながら強力なデッキを作り上げるかもしれません。

苦罰の審判者

この《[[苦罰の審判者]]》のように、1枚でカード3枚分の仕事をしてくれるカードはなかなかありません。

消滅はいつでも強力であるが証明されていますし、手札枚数でも相手に遅れを取りません。派手なカードではありませんが、ビショップの中盤を支えるいぶし銀なカードとして重宝されるかと思います。

以上、神々の騒嵐の注目カード紹介でした。いかがだったでしょうか?

次回は新しい環境での2Pickについてです。お楽しみに!

 

※ このコラムは公式ライターkuroebi氏視点での注目カード紹介です。運営事務局がカードを評価したコラムではありません。