kuroebiのトーナメント指南 第31回:RAGEオフライン予選 東京大会を受けて

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戦いの舞台は西から東へ。

前回、豊穣な環境と表現した大阪大会から1週間を経て、8月19~20日に行なわれた東京大会は「仮想敵を何とするか」の戦いに進化したという印象を受けました。

特に大阪大会で目立った戦績を残したウィッチとドラゴンは、ネクロマンサーと共に全参加者に強く意識されるクラスとなり、そのうえでどのデッキを選択するのか、各選手が頭を悩ませたことと思います。

およそ3000人という、かつてない規模の大会を勝ち抜いたのはいったいどのような戦略だったのか、今回のコラムで振り返っていきましょう。

予選突破者のデッキ選択

大阪大会よりも倒す相手が明確になったとはいえ、さまざまなデッキへの対応力を考えるとネクロマンサーが第一候補として浮かび上がることに疑問の余地はありません。

中でもあぐのむ/SVG選手が持ち込んだネクロマンサーは、一見シンプルに見えますが《[[ケルベロス]]》などの定番カードを廃した独特な構成で、本人いわく「《[[魔将軍・ヘクター]]》を一番強く使う」ことを意識したとか。また《[[魔将軍・ヘクター]]》を何度も使うために《[[冥河の導き手]]》が3枚投入されています。

あぐのむ/SVG選手のネクロマンサーデッキ

あぐのむ_ネクロマンサー

東京大会での予選突破2番手となったドラゴンは、大阪大会で2名の突破者を出した土ウィッチに対して有利が取れるための選択、と使用した3名は口をそろえます。

《[[ドラゴサモナー]]》でのサーチ先を絞るためにあぐのむ選手とSurre選手は《[[ゴブリンブレイカー・ティナ]]》を投入しましたが、kira選手はより適切な状況での効果的なドローを期待して《[[ドラゴンウォーリア]]》《[[ラースドレイク]]》をそれぞれ1枚ずつ投入しています。

kira選手のドラゴンデッキ

kira_ドラゴン

一方、オチ選手のデッキ選択は大方の予想を裏切るビショップとヴァンパイアでした。特にDAY2で大きな活躍を見せたドラゴンや、大阪大会で登場したコントロール寄りのヴァンパイアを狩るデッキの組み合わせであり、自身の想定した東京大会への解答を見事に機能させたといえます。

オチ選手のヴァンパイアデッキ
オチ_ヴァンパイア

オチ選手のビショップデッキ

オチ_ビショップ

東京大会では苦戦が続いたウィッチですが、ファミ通CUP2017ファイナリストのmisobon選手はネクロマンサーの相方として超越ウィッチを選びました。大阪大会の結果からそこまで早いデッキが多くないという読みもあったでしょうし、DAY2を見通せば納得の選択で、そのプレイスキルと相まって会場の人々をうならせました。

misobon選手のウィッチデッキ

misobon_ウィッチ

misobon選手の読みの正しさは、東京大会全体の先攻勝率からも確認できます。東京大会の先攻勝率は52.3%と大阪大会よりも下がり、DAY2だけを抜き出してもこの値に沿った形となりました。ネクロマンサーに加えてドラゴンというじっくり戦うデッキが数を増やしたことが、この結果につながったのではないかと考えられます。

RAGEオフライン予選東京大会通過者

↑予選突破者の5名。左からあぐのむ/SVG選手、misobon選手、オチ選手、Surre選手、kira選手(写真提供:RAGE)

進化するRAGE、その舞台は

9月18日(月・祝)に開催されるRAGE GRAND FINALSですが、なんとwithシャドバフェスとして開催されることが発表されました。

それに合わせて3人チーム戦の募集が始まり、優勝者には次回RAGEでのシード権が与えられます。ぜひとも最強のチームメイトと共にシャドバフェスとRAGEを楽しみましょう!

次回予告

次回は全国高校生シャドウバース選手権2017決勝大会の振り返りをお送りいたします。お楽しみに!

 

※当コラムは「8月30日メンテナンス時のカード能力とコストの変更について」の発表前に書かれました。

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ゲームライターおよび解説者。カードゲームプレイヤーとして過去に数々の成績を挙げ、現在は主にWEB実況配信における実況や解説者として活躍。2017年10月より株式会社eStream所属のゲームキャスターとして活動中。好きなクラスは、スペルが強力なウィッチ。

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