kuroebiのトーナメント指南 第39回:RAGE Shadowverse Starforged Legends西日本予選速報
2000人が2つの席を求めて競い合うという、非常に難しい戦いの場となった西日本予選。東日本11月予選からわずかに1週間という、時間の制約をも与えられたこの予選大会で、狭き門を抜けGRAND FINALSに到達したプレイヤーはどのような選択をしたのでしょうか。あとに控えるWorld Grand Prix予選にも強く影響を与える、注目の大会を紐解きます。
- RAGE Shadowverse Starforged Legends 西日本予選Day1配信ページ
- RAGE Shadowverse Starforged Legends 西日本予選Day2配信ページ
西日本予選・注目のデッキ選択
環境の本命はドラゴンとネクロマンサー、そしてそれらに対して良い位置にいるウィッチ。この認識は東日本予選から引き続き西日本予選でも変わることはありませんでした。しかし参加者にその認識が浸透したため、デッキの構成が大きく変貌を遂げています。
それぞれがそれぞれのクラスを強く意識した結果、ドラゴンは少々重めのカスタマイズが姿を増やしましたし、ネクロマンサーは全方位対応型のミッドレンジが主流に。ウィッチはさらなる速度を求めました。また、それ以外のクラスに関しても仮想敵が明確になったことから、より鋭いデッキ選びが見られました。事実、Day1とDay2の各クラスの選択比率はほぼ同率であり、さまざまなクラスにチャンスがある環境だということが見て取れます。
それではこの西日本予選を勝ち抜いた、2名のファイナリストを紹介していきましょう。
↑西日本予選を勝ち抜いたGRAND FINALS進出者2名(写真提供:RAGE)
GRAND FINALS進出者紹介
カイト選手
(写真提供:RAGE)
若くして老練。「まさかここまで勝ち残れるとは思わなかった」と謙虚に話すカイト選手は、19歳という年齢ながら数多くのカードゲーム大会優勝歴を持ち、そしてどんな窮地でも顔色ひとつ変えない豪胆なプレイヤーです。自身の体力が残り1という目を覆いたくなるような絶体絶命の場面ですらも、最後まであきらめずに最善手を打ち続けられるメンタルの強さは、勝利をたぐりよせる彼の一番の武器と言えます。
今大会ではさまざまな状況に対応できるバランス型の秘術ウィッチとミッドレンジネクロマンサーを使用しており、彼のプレイスキルと合わせて難しい試合を制し続けました。GRAND FINALSでもその堅実なプレイと百戦錬磨の経験が、カイト選手の背中を後押ししてくれるでしょう。
カイト選手のウィッチデッキ
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カイト選手のネクロマンサーデッキ
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あんちょー選手
(写真提供:RAGE)
敵はネクロマンサーとドラゴン。数多あるデッキの中から環境最多の相手を徹底的に対策するという答えにたどりついたあんちょー選手は、仲間の声援に応えるかのように勝ち星を重ね続けます。プレーオフ決勝戦は今大会中に一度下したりぷとん/PaR選手との再戦となりましたが、相手のプレッシャーにも屈さず丁寧に丁寧に歩を進め、最後には渾身のガッツポーズと共に必殺技を叩き込みました。クールな立ち振る舞いの中に見せたこの熱さこそがあんちょー選手最大の魅力でしょう。
「勝ったことが夢のようで実感が湧きません」と語る青年。しかしその目には確かに次の目標が見えています。GRAND FINALS制覇、そしてその勝利の後に続くであろうWorld Grand Prixまで一気に駆け抜けるかもしれないあんちょー選手の活躍が楽しみです。
あんちょー選手のドラゴンデッキ
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あんちょー選手のウィッチデッキ
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運命のGRAND FINALSは12月10日(日)に開催されます。これからの2週間あまりの調整にて、各選手はどのような自分なりの回答にたどりつくのか、そして全国7000人の頂点に立つのは誰なのか。
心してその日を待ちたいと思いますが、まずは11月27日(月)に放送されるGRAND FINALS組み合わせ抽選会にて選手の皆さんの話を聞くことができますので、そちらも併せてお楽しみください。
『RAGE Shadowverse Starforged Legends』ファイナリスト勢揃い!抽選会
https://www.openrec.tv/live/IsdJ0qLv1PA
日台韓を代表する強豪プレイヤーたちの祭典「WIRFORCE 日台韓対抗戦」
11月25日(土)、台湾のゲームイベント「WIRFORCE 2017」のメインステージで、日本・台湾・韓国のトッププレイヤーが一堂に集結し雌雄を決する「WIRFORCE 日台韓対抗戦」が開催されます。
日本代表チームは、ふぇぐ選手、Enju選手、Surre選手、そして監督にま選手という歴代チャンピオン揃い踏み。日本チームの優勝が期待されますが、ほかの国や地域の選手たちも各予選を突破してきた猛者ばかりです。台湾や韓国チームの中には年末に開催されるWorld Grand Prixに出場が決定している選手もおり、World Grand Prixの前哨戦のような位置づけの大会となっています。
当日は各プラットフォームで配信を行ないますので(こちらのページに各リンクがあります)、一緒に日本チームを応援しましょう!