kuroebiのトーナメント指南 第42回:RAGE World Grand Prix開幕!

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2017年のShadowverseを締めくくる招待制イベント「RAGE Shadowverse World Grand Prix」がいよいよ開幕となります。

世界の各地域で素晴らしい成績を残した24名が一堂に会し、初代世界王者の座を求めて戦いを繰り広げます。

今回はWorld Grand Prix直前ということで、大会スケジュールや選手情報をご紹介したいと思います。

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大会スケジュール

「RAGE Shadowverse World Grand Prix」は12月23~24日の2日間で世界の頂点を決める招待制大会です。

23日は予選ラウンドとして、通常対戦で2リーダーBO3と、2PickでBO1をスイスドロー方式計8ラウンド行ない、上位8名が翌日のGRAND FINALSへ進出。

そしてGRAND FINALSは通常対戦の3リーダーBO5シングルエリミネーションで最終順位が決定します。

※トーナメント用語解説

・2リーダーBO3

自身で選択した2リーダーのデッキを用い、最大で3戦行なって2本先取で勝敗を決定。一度バトルに勝利したリーダーは同じ対戦相手には使用できない

・スイスドロー方式

成績が近いプレイヤー同士が対戦する方式

・3リーダーBO5

自身で選択した3リーダーのデッキを用い、最大で5戦行なって3本先取で勝敗を決定。一度バトルに勝利したリーダーは同じ対戦相手には使用できない

・シングルエリミネーション

負けたらトーナメントから除外される勝ち抜き戦

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今回のルールでは、構築戦と2Pickの混合フォーマットが採用されており、特に2Pickの3ラウンドが差し込まれている部分が絶妙です。

GRAND FINALS進出確定のボーダーラインがおおむね5勝3敗に設定されていることから、もしここをすべて落としてしまうと一気にGRAND FINALS進出が難しくなり、スイスドローラウンドの順位的にも相当なビハインドを背負うことになります。

各代表選手が2Pickをどこまで詰められるかが予選突破の鍵となりそうです。

招待選手紹介

韓国代表

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韓国はデジタルカードゲームのe-sports化を早期に実現し、プロリーグの様子がテレビ番組として毎日放映されるほどエンターテイメントとして熟成しています。

そんな韓国ではShadowverseの競技化も迅速に進みました。

World Grand Prixの出場権利を賭けた「MASTERS OF SHADOWVERSE KOREA」を優勝したSilentSlayer選手はShadowverseが韓国でリリースされる前からプレイしており、Shadowverseにおける韓国内のパイオニアとして活動しています。

日本語も堪能で常に感度高く情報収集を行なっており、時には日本へ練習に来ることもあるため、今大会の海外勢の中でもっとも警戒すべき相手でしょう。

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↑SilentSlayer選手

 

ほかにもChopin選手は先日行なわれた日台韓対抗戦でも韓国代表に選ばれていますし、韓国公式大会“最多”勝利者として3人目の枠を勝ち取ったyau選手は初の国際試合「日韓戦」でも韓国チームのリーダーを務め、ま選手に勝利した実績を持つ実力派配信者です。

誰1人として油断ならない曲者が揃った印象を受ける韓国代表のパフォーマンスは、決して無視できないものになるでしょう。

台湾代表

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日台韓対抗戦でも日本チーム相手に善戦した台湾代表の3名はそれぞれ台中、台北、高雄の3か所で開催された「2017 Shadowverse Taiwan Open Winter Series」の優勝者です。

今年5月に台湾でShadowverseがリリースされてから、台湾最大級のゲームイベントのメインステージを飾るタイトルにまでのし上がったShadowverseにかかる期待は大きく、台湾のファンは台湾代表の世界王者戴冠を心待ちにしているでしょう。

トリッキーなテクニックを重視する3名ですが、日台韓対抗戦での日本チームとの対戦を経て、どれだけ研鑽を積んで東京に乗り込んでくるのか注目です。

北米代表/欧州代表

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ゲームイベント運営団体NGEが主催する「NGE Shadowverse Open」にて、7月末から長期間にわたりこのWorld Grand Prixの出場権をかけたオンライン大会が北米地域と欧州地域で開催されてきました。

直前予選で勝利した6名とオンライン大会入賞ポイント獲得者上位6名の計12名による代表決定戦(ダブルエリミネーション方式)で3名の代表を選ぶという大会に勝ち残り、彼らは東京への切符を手にしています。

中でもアメリカ合衆国のJaZe選手は代表決定戦を全勝で突破しているだけでなく、12月17日に開催された「NGE Shadowverse Open Starforged Legends NA Grand Finals」でも優勝を果たしており、北米地域における絶対王者としての地位を確立しています。

ギリシャのPain選手、ポルトガルのAkamarured選手も代表決定戦を全勝で突破、また惜しくも決勝で敗れはしましたがAkamarured選手は「NGE Shadowverse Open Starforged Legends EU Grand Finals」でも2位という安定した成績を残しています。

懸念があるとすれば、彼らが普段行なっている大会が3リーダー1BANのBO3という独特のルールなので、彼らにとって馴染みのない日本式のルールに対応できるかどうかという点でしょうか。

日本代表

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日本代表12名はいずれも厳しい大会を勝ち抜いてきた猛者揃い。

2Pickがルールに加わることは予期していなかったという声も聞かれましたが、World Grand Prixで勝つための努力をしっかり積んで当日を迎えてくれるはずです。

そして彼らにとって、“Shadowverse 初代世界王者”の称号はやはり格別。全員が全員、この称号を是が非でも手に入れたいと思っていることでしょう。

日本のゲームの世界チャンピオンはやはり日本代表から生まれてほしいと思っている方も多いと思います。

日本から世界の舞台へ飛び立つ12名の戦士たちを、ぜひ応援してください。

23日の予選には一般観覧はありませんが、以下の配信にてピックアップした試合をお送りします。

また24日のGRAND FINALSに関してはベルサール高田馬場にて一般観覧がありますので現地観戦、および配信にてお楽しみいただければと思います。

次回予告

次回コラムでは最新パック「時空転生 / Chronogenesis」の注目カードを取り上げます。お楽しみに。