kuroebiのシャドウバース入門 第5回:ランクマッチ挑戦心得・記録を取ろう!
現在、シャドウバースでもっとも多くプレイされているモードがランクマッチです。勝敗によってバトルポイント(BP)が上下するというシンプルなルールで、このBPを得るために世界中のプレイヤーが日夜問わずチャレンジしています。
ランクマッチは近しい実力の相手と対戦することになります。熾烈なランク争いを制し、次のランクへとステップアップするためには、あなた自身のレベルアップが必要となります。
ランクマッチを知る
ランクマッチで大切なのは、今の状態を客観視することです。
もちろん一戦一戦集中して臨むことも大事ではあるのですが、ランクマッチは一本勝負ではなく、数多くのゲームを行なった上での勝率によって自身のランクが決定されていきます。
では、ランクマッチで勝率を上げるためにはどうすればいいでしょうか。
その答えの1つが、記録を取ることです。
今回のコラムでは、ランクマッチでの記録の取り方について紹介します。
あなた自身の力で勝率を1%でも上乗せしたいと考えるなら、今回のコラムはきっと役に立つでしょう。
データで戦う
そもそもなぜ、記録を取る必要があるのでしょうか。
人間の記憶は非常にあいまいなものです。また印象によって行動が決まってしまうことも少なくありません。「なんとなくこっちのほうがよさそうだからこうしてみよう」というのでは、それが正しい行動かどうかを客観的に判断しづらいものです。自分の行動を客観的に分析・判断するためには、記録の裏付けが必要になります。
例として「対戦相手の使用デッキ」をピックアップしてみましょう。
ランクマッチではあなたに近いランクの相手とマッチングしますが、当然、相手が使ってくるデッキはゲームが始まるまで判明しません。
得意なデッキと常にマッチングできれば文句はないのですが、当然、相性の悪いデッキとも対戦することになります。
苦手なデッキとのマッチアップが続けば勝率は低下しますし、それが続くとゲームに対するモチベーションを保てません。「自分は運が悪いから勝てない」と考えてしまってもおかしくないでしょう。
そこであなたがすべきことは、対戦した相手のデッキタイプと勝敗の記録です。
10ゲーム、20ゲーム……と記録を蓄積していくと、当たりやすいデッキ、当たりにくいデッキ、そしてそれらに対してあなたのデッキが有利か不利か、という傾向が少しずつ見えてきます。
それが今、あなたが戦っているランク帯での流行デッキのデータとなります。
↑表計算ソフトを使用して記録を取った例
当たりやすいデッキが判明すれば、おのずと対策方法が見えてきます。多く当たるデッキに対して弱いと感じるカードを有効なカードに交換する、またカード資産に余裕があれば、使用デッキ自体を違うものに作り替えてみてもいいでしょう。
対戦相手のデッキを選ぶことはできません。しかしあなたが経験から得た情報を駆使すれば、当たりやすいデッキを予測することが可能となるのです。何もわからない状態より勝利しやすくなり、「当たり運を改善できている」と言えるでしょう。
この方法はとても長期的であり、次の1ゲームにおける勝利に必ずしもつながるわけではないとご理解ください。勝率というものは短期的に計るものではありません。次の1ゲームを落としても、トータルで勝率が向上するなら、それは成果があったと言えるでしょう。
そしてあなたが記録を取り続けるかぎり、蓄積したデータの有効性はどんどん高まっていきます。
余談ですが、ゲーム内で確認できる、「クラス別ランクマッチ勝利数ランキング」からも、現在の流行リーダーを知ることが可能です。
このランキングでは各リーダーの月間勝利数トップ100のプレイヤーが掲示されていますが、見るべきは100位のプレイヤーの勝利数です。これがほかと比べてもっとも高いリーダーのデッキは流行していると判断できるので、まずはそのリーダーに勝てるように対策してみてもいいかもしれません。
↑「その他」から「ランキング」を選び、左の「クラス別ランクマッチ勝利数ランキング」を選ぶとこの画面になります。下のリーダー画像をタッチすると、そのクラスのランキングが表示されます。
↑7月中旬のランキングではネクロマンサー・ロイヤルの人気が高く、遭遇率も高いと分析できます。
データ取りとその応用
上記で紹介した記録の取り方は、ほかの要素にも応用できます。
例えば、引きたいのに引けなかったカード、もしくは引きすぎたカード、使いづらかったカードなどを記録しておけば、そのカードの必要性や枚数の増減を判断する材料となり、デッキを改善することが可能となります。
そこに先攻後攻などの情報を加味していくと、さらにデータの有用性は高まっていくでしょう。
スクリーンショットを撮影し、ゲーム中の画面を保存するのも有効です。
そのときそのときで自分の判断が正しかったかどうか、あとで見返して検討する際に大事な資料となります。
また、対戦相手が使っていたカードや立ち回りなども記録を取っておくと、同様のデッキと対戦するときや自分がそのデッキを使う際に役立つかもしれません。
↑対ロイヤルにおける後攻時の勝率や対応プラン、手札を記録することで「勝ち方の分析」に役立ちます。
ぜひ、あなただけのデータを作成して、ランクマッチに挑んでみてください。
~まとめ~
対戦データを記録し、デッキの調整やプレイの見直しなど長期的な視点でランクマッチに挑もう!
次回は、ランクマッチで避けては通れない「敗北」をプラスに変える方法について解説をします。お楽しみに!