kuroebiのシャドウバース入門 第8回:デッキ構築のイロハ・デッキタイプを知ろう!

kuroebi

kuroebi

TOP

強力なデッキを使うことは、勝つために必要な要素の1つです。

シャドウバースでは、デッキ情報がネットを通じて数多く共有・拡散される環境ができており、(カード資産の問題はあるものの)あなたが望めばすぐにでも強力なデッキリストを手にし、使用することができます。

しかし、いくら強力なデッキがあっても、それだけであなたが無敵になれるわけではありません。デッキに投入されているカードの1枚1枚には投入されている理由があり、その理由や使用方法が不明瞭なままではそのデッキを完璧に使いこなすのは難しいでしょう。

「今流行しているこのデッキはなぜ強力なのか?」、「なぜこのカードがこの枚数採用されているのか?」など、デッキリストへの疑問は尽きることがありません。そしてその答えを自力で出すためには、あなた自身が「デッキ構築のイロハ」を知っておく必要があります。

今回のコラムではデッキ構築のイロハの導入編として、シャドウバースにおけるデッキタイプについて解説していきます。

デッキタイプとは?

大前提として、すべてのデッキは相手リーダーの体力を0にすることを目的として構築されています。その目的を達成するための手段はさまざまで、リーダーやデッキによって個性が出る部分です。

デッキリストを入手した際にはまず「このデッキはどうやって勝つのか」を知る必要があります。そしてそれを考えるために重要なのは、そのデッキがどんなふうにゲームを進めていくのかという「ゲームプラン」を正しく把握することです。

それでは、この「ゲームプラン」によって、大まかにデッキタイプを3種類に分けて説明していきましょう。

アグロ

本コラムでは、序盤から相手リーダーの体力をガンガン削っていくデッキタイプ「アグロ」と総称します(「フェイス〇〇」と呼ばれるデッキも含みます)。

1ターン目からPPを余らせることなく、対戦相手にダメージを与えていく攻撃的なフォロワーを多くデッキに投入し、早ければ開始数ターンでゲームを決めてしまうことを目的としています。その目的のために、序盤の引きムラ(ドローの偏り)を回避する工夫が必要で、多くの場合は軽量カード中心のデッキ構築となり、最後の押し込み用のパーツとして疾走フォロワーやダメージを与えるスペルが数枚投入されていることが多いです。

ただし中盤以降は、相手も身を守る体制が整ってきます。守護を持つフォロワーや体力回復手段(《[[ルシフェル]]》など)を使われると、デッキ自体の粘り強さが乏しいため勝ちにくくなる点がアグロデッキの課題です。そういったカードを使われる前に倒す、という一貫した意志がサンプルのデッキリストからも感じられるでしょう。

サンプルデッキ:

(左)アグロネクロマンサー/(右)アグロドラゴン

アグロネクロマンサー  アグロドラゴン

コントロール

「アグロ」と異なり、序盤→中盤→終盤と対戦相手の動きを制御(コントロール)していき、最後は必殺技で一気に相手を倒すことを目的としたデッキタイプです。

デッキに投入された大半のカードが相手の行動(アクション)に対する解答(リアクション)であり、ゲームを長引かせることに主眼が置かれています。たとえば相手のフォロワーを除去するスペルや守護を持つフォロワー、体力回復手段をふんだんに使用して、対戦相手のカードの価値をなくしていくことが勝利への鍵となります。

相手にトドメをさす手段は何でもかまいませんが、中でもカード1枚で自己完結する《[[ルシフェル]]》《[[サタン]]》はコントロールデッキではとても重宝するでしょう。

ただし、相手の行動を受け止めきれない状況ではあっという間に負けてしまうこともありますし、すばやく相手を倒すことができないため、相手の動きが多少よくなかったとしてもそのスキにつけこみにくい、などの欠点もあります。常に相手の行動を冷静に分析しながら立ち回っていく必要があるデッキタイプと言えるでしょう。

サンプルデッキ:

(左)コントロールヴァンパイア/(右)コントロールビショップ

コントロールヴァンパイア  コントロールビショップ

ミッドレンジ

カード1枚1枚の強さを武器にゲームの勝利を目指すのが、この「ミッドレンジ」というデッキタイプです。

「アグロ」や「コントロール」と違い、デッキリストを見ても採用されているカードに一貫性が薄く、はっきりとしたテーマが見えづらいかもしれません。

「ミッドレンジ」はデッキの力強さで相手を圧倒していくことが主な方向性となります。そのためそのクラスで使える最高のカードを40枚集めると自然とデッキが完成することもあります。

各PP帯のカードがまんべんなく採用される傾向があるため、毎ターンベストアクションを相手にぶつけていくいわゆる「鬼回り」もあり、序盤に出遅れてもいずれカードパワーによって逆転を狙える、骨太なデッキと言えるでしょう。

弱点としては、各PP帯でまんべんなくカードが採用されているがゆえの手札の偏りが挙げられますが、それを補ってありあまる万能感と力強さがデッキの魅力となっています。

サンプルデッキ:

(左)ミッドレンジロイヤル/(右)ミッドレンジ“サタン”ドラゴン

ミッドレンジロイヤル  ミッドレンジサタンドラゴン

デッキ制作者の意図を読む

このように、デッキタイプによって勝利するためのアプローチは変化し、デッキに投入すべきカードの優先度が変わっていきます。

自分が使っているデッキリストはどれにあたるのか、そしてなぜこのカードが採用されているのかなど、改めて見直すと疑問に思うところが出てくるかと思います。それこそがデッキ制作者の狙いなのです。その狙いを自分なりに解釈し、取捨選択し、自分の考えるよりよいカードへ切り替えていくのも、デッキ構築の立派な第一歩となります。

今回用意したサンプルデッキもデッキ製作者の個性が感じられるものばかりです。デッキリストを見る際には自分なりの疑問点・改良点を考えながら見るようにすると、新たな発見があるかもしれません。

~まとめ~

デッキリストからゲームプランを読み解こう!デッキタイプを把握することでデッキへの理解が深まるぞ!

次回は、今回学んだデッキタイプを実際に作ってみようということで、アグロデッキの考え方・作り方について解説します。お楽しみに!

 kuroebi
kuroebi

ゲームライターおよび解説者。カードゲームプレイヤーとして過去に数々の成績を挙げ、現在は主にWEB実況配信における実況や解説者として活躍。2017年10月より株式会社eStream所属のゲームキャスターとして活動中。好きなクラスは、スペルが強力なウィッチ。

kuroebiの記事はこちら