構築済みデッキを改良してデッキ構築を学ぼう! ウィッチ編
これまでに、ネメシスを除く各クラスごとに第3弾まで構築済みデッキがリリースされてきました。これらはどれも初心者向けに構築されており、各クラスの特徴やデッキの戦略に合った40枚のカードで構成されています。
しかしこれらの構築済みデッキはあくまでゲームの導入用という立ち位置です。私は新たに入手したカードをテーマに合わせてデッキに投入し強化していくことがカードゲームの醍醐味の1つであると考えています。
そこで、今回のコラムでは構築済みデッキをベースとして、新たなカードを組み込んでデッキを改良してみたいと思います。この作業を通して、デッキ構築の際の考え方を実地でつかんでいくことができるのではないでしょうか。
ベースとなる構築済みデッキの詳細はこちら
また、今回改良するデッキは、以下の条件下で作成します。
- ローテーションフォーマット対応
- 追加するカードはベーシック、「Chronogenesis / 時空転生」、「Dawnbreak, Nightedge / 起源の光、終焉の闇」から選択
- 総エーテル数30000以内(もとの構築済みデッキは16700エーテル)
デッキの方向性を定めよう!
ウィッチはカード同士の相互効果が非常に重視されているクラスで、スペルブーストやマナリア、そして今回の構築済みデッキで採用されている土の秘術と、多数のテーマが用意されています。特にこの土の秘術をメインに据えた攻撃的なデッキ(「アグロ」デッキとも呼ばれます)は、ローテーションフォーマットでは常に無視できない一大勢力となっています。
↑土の印を強力な能力に変換し、対戦相手を圧倒しよう
土の秘術ウィッチの基本的な動きは、序盤は軽量の土の印とフォロワーを並べながら攻め続け、中盤以降は《[[オズの大魔女]]》や《[[偉大なる魔術師・レヴィ]]》での爆発的なアドバンテージでとどめを刺す、というものになります。
今回はその動きをさらに後押しするようなカードを追加して、デッキを改良しましょう。
新たに投入するカード・ピックアップ
まずは序盤の動きを強化していきます。土の印を補充できるフォロワーはこのデッキでは価値が高く、すでに《[[聖法の教師・フロウ]]》が採用されていますが、追加としてまずは「Dawnbreak, Nightedge / 起源の光、終焉の闇」で登場した《[[獣面の魔術師]]》を投入します。このカードは交戦時に《[[土の魔片]]》を手に入れるので、うまくいけば2枚以上の土の印を補充することができます。
さらに《[[静寂の実験室]]》は土の印でありながら2/2のフォロワーを場に出してくれる能力があるので、このデッキにマッチするカードです。2ターン目にこのカードをプレイできた場合、3ターン目には《[[夜の魔術師]]》や《[[ゴーレムアサルト]]》を力強く場に繰り出すことができます。攻めるという目的に非常にマッチした展開を実現できるでしょう。
序盤の足回りを固めたところで、次に意識すべきは中盤以降の展開力です。
《[[大召喚]]》は1枚で3体のフォロワーを生み出すだけでなく、《[[オズの大魔女]]》という素晴らしいレジェンドの力を最大限に活かすためにも有用な強力スペルです。土の秘術により自軍の攻撃力を強化するという能力もデッキコンセプトにマッチしていますね。このカードで相手の逆転の目を摘みましょう。
速攻で相手を倒すことに主眼を置いたアグロデッキの宿命として、相手の守護フォロワーや体力回復能力を前に「あと少しなのに攻めきれない」という場面が必ず出てきます。そんな時、長期戦になったバトルを勝利まで押し込めるカードがあると心強いはず。
そこで《[[連鎖する雷]]》です。除去としても使用できるスペルですが、終盤戦では手札が減らないダメージ源としてあなたを助けてくれるでしょう。
このように強力なスペルを厳選して投入している秘術ウィッチをサポートする1枚として、今回は《[[未来視の魔女]]》を採用します。本来、軽量フォロワーの旬は序盤戦の場合が多く、中盤以降に引くとどうしても力不足を感じてしまいますが、このカードはデッキ内のスペルが強力なため、いつ引いてもうれしい軽量フォロワーとなります。劣勢を逆転する起点として、活躍が期待できるでしょう。
完成したデッキはこちら!
今回採用したカードのほかにも、このデッキに合うカードは多数存在しています。あなたの所持カードの中からお気に入りのカードをデッキに投入し、あなただけのオリジナルデッキを作成してみてください!