kuroebiのシャドウバース入門 第6回:ランクマッチ挑戦心得・敗北を勝利へつなげよう!

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シャドウバースは対戦ゲームという性質上、1ゲームごとに勝者と敗者が生まれます。特にランクマッチでは勝者と敗者の間にバトルポイントの増減という明確な差があるため、誰もが勝者になりたいと思うはずです。

しかし、敗北は必ずしも悪いことではありません。敗北することで、上達のきっかけをつかむことができ、次の勝利につなげられるからです。

今回のテーマは「敗北から学ぶアレコレ」です。

敗北から学ぶとは?

前回でも触れましたが、勝敗の結果から今の自分の状態を判断することができます。勝ち続けているときに何かを変える必要はありません。むしろ負け続け、勝率が低下しているときほど自分自身を冷静に見つめ直し、修正していく必要があります。

負けた原因は自分なのか、デッキなのか、それともほかの要因なのか?1つ1つ落ち着いて分析しましょう。

人は反省することができます。そしてその反省点を修正することで、確実にあなたはレベルアップしていきます。

対戦相手が教えてくれる自分の弱点

敗北の原因究明の際、もっとも注目すべきは「あなたの負け方」です。

対戦相手はあなたを倒すために試行錯誤しながらさまざまな手を打ってきます。それがうまくハマって負けることもありますが、同じような負け方が何度も続くようなら、それはあなたのデッキやプレイの弱点だといえるでしょう。

例:

●相手の展開が早く、押し切られてしまうなら

⇒攻撃的なカードを防御的なカードに交換する、デッキをより軽く調整する など

●序盤から展開できたが相手の体力を減らしきれず逆転されるなら

⇒守護フォロワーを無視できるカードを入れる、フォロワーの攻撃先(相手リーダーかフォロワーか)を見直す など

●ヴァンパイアに勝てないなら

⇒疾走フォロワーを足す、相手を復讐状態にした際のメリットデメリットを考えながら戦う など

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↑対ヴァンパイア戦では復讐カードの警戒を怠らないこと。

「あなたの負け方」を分析し改善していくことが、そのまま「あなたの勝ち方」になっていきます。

つまり「あなたの勝ち方」を教えてくれるのは対戦相手なのです。

対戦相手のプレイやカード選択を注意深く観察し、「あなたの負け方」へ意識を向けてみてください。

また、相手にしてなかなか勝てないクラスがある場合、資産が許すならそのクラスを自分で使ってみることで、相手に「負け方」を教えてもらうことも可能です。

例えばランクマッチで人気のあるロイヤルデッキを相手にすると、序盤から盤面を支配する完全無欠なデッキのように感じることが多いのですが、実際に自分で使ってみると、相手に徹底的にフォロワーを倒されてダメージがまったく与えられなかったり、守護フォロワーを並べられて突破できずに負けてしまったりと、対戦相手たちの対ロイヤル用のプレイに思いのほか苦戦を強いられると思います。対戦相手はあなたに自分の培ってきた技術を教えてくれる「先生」なのです。

こういった手段でも、自分1人では気づかなかったそのクラスへの「勝ち方」が見えてくるかもしれません。

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↑ロイヤルに勝つために自分でロイヤルを使ってみるのも立派な戦略。

先攻後攻について

「敗北」とひとくくりにしていますが、厳密には先攻時の敗北と後攻時の敗北とは分けて考える必要があります。

先攻の強みは先に多くのPPを使用できる点、後攻の強みは進化を先に使え、なおかつ1回多く進化できる点です。

どちらの強みもうまく活かせなければそれがあなたの弱点となり得ます。

また先攻後攻のどちらで負けることが多いかも、あなたのデッキやプレイのバランスを矯正する際の判断ポイントとなるでしょう。

ただ、先攻のときに強くすると、後攻のときに弱くなってしまう可能性もあります。また逆もしかりです。

例としてドラゴンの4コストフォロワーを挙げます。

《[[デスドラゴン]]》《[[ドラゴンウォーリア]]》はどちらも採用したい優秀なフォロワーですが、先攻時と後攻時では優先順位が変わります。

《[[デスドラゴン]]》は4/4というサイズが魅力で、攻めているときや先攻の4PP時にプレイするには心強いですが、劣勢を打破する力は《[[ドラゴンウォーリア]]》には遠く及びません。しかし《[[ドラゴンウォーリア]]》は進化することで力を発揮するため、先攻時はいいタイミングで進化させづらく、あまりうれしくない状況も多々あります。

このように、先攻後攻のどちらでの勝利を強く意識するかでカード選択が変わり、勝率もそれに伴って変化していきます。

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↑コストが同じフォロワーは常に天秤にかけられます。

これらのカード選択の問題はデッキ構築には常について回ります。ただ先攻/後攻の勝率が70%/30%から60%/45%となるならば、それは改良といえるでしょう。

正確な勝率を出すためには長期間記録を取る必要があり、ころころデッキ内容を変えても改良を実感しづらいものですが、堅実に勝率を伸ばしたいと思うならば、ぜひ試してみてください。

~まとめ~

「負け方」は「勝ち方」を知る上で重要!敗北から今の自分に必要なものを分析しよう!

次回は、カードゲームから決して切り離すことのできない「運」の要素について解説をします。お楽しみに!